2022年 SDA室のコーディネーターから話を伺う

 2022年6月6日に、2022年度鈴木ゼミ3回生の学生の皆さんは、SDA室のコーディネーターをされている日下部隆則さんにお話を伺いました。
 当日に向けた学生は質問項目を準備しました。今回の聞き取りは7月にバリアフリー活動家の大久保健一さんに同志社大学のバリアフリーチェックを学生と共に行うため、SDA室が当校のバリアフリーの現状をどのように考えているのか、バリアフリー整備の現状と課題を明らかにするために行いました。
 当日は3回生の佐々木晴哉くんが中心となって、日下部さんに質問を尋ねました。日下部さんは聴覚障害のある当事者であり、インタビューの際には、UDトーク・ソフトが活用されました。聞き取りは、予定していたバリアフリーの現状や課題だけではなく、聴覚障害のある当事者としてどのように障害や権利について考えているのかということに及びました。
 これは、佐々木くんが話を聞きながら、当事者としての視点が重要であるということを感じ取り、柔軟に質問項目をその場で考え、問いかけたからでした。あらかじめ用意しことにとらわれず、お話を伺う相手のストレングスを引き出し、答えを引き出していくことはソーシャルワークの対面面接でも重視されることです。改めてインタビユー調査とソーシャルワークの面接技法に共通点があることを学生たちは学ぶことになったのではないかと思います。
 日下部さんのお話では、例えば、山本覚馬の時代から同志社大学では視覚障害者の合理的配慮がその建学の精神の中に組み込まれてきたこと。視覚障害者の情報保障という観点から、図書館では点字図書ではなく、「ブレイルメモ」「ブレイルセンス」の観点からデジタルデータに転換することが重視されていることが話されました。小中学校では点字教科書が重視されている一方、大学ではデジタルデータのデータベース化が重視されていることを学生たちは改めて学びました。
 ただし、視覚障害のある学生が必要な図書のデジタル化をSDA室に依頼したとしても、時間を要すること、全ての図書をデジタル化することは困難であることの課題もあることがわかりました。SDA室の日下部さんには改めて感謝申し上げたいと思います。

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